3.11、デリー日本人会赤ちゃん会
インドに戻っての最初のミッションは、デリー日本人会赤ちゃん会の誕生ケーキでした。前回も頼んでくださり、本当にうれしい。安心して食べてもらいたいと、いそいそと日本から持ち帰った卵20個、カルピスの生クリーム1リットルなど大放出です。幹事のHさんがおまかせで、と全面委任してくださったので、楽しく頭を悩ませました。春らしく、というか、もう少しでムースなど持ち歩き不能になりますから、シャルロット・オ・フリュイ・ルージュ(赤い実のムース、シャルロット仕立て)を。それに小さなマカロン(パリで買ったラデュレのサクランボ&チョコのジャムをはさんで)、サクラ型のクッキーをあしらいました。オーダーは30人分、前回はカットするのに手をわずらわせてしまったので、1人分ずつ作り、カップケーキタワーにのせました。誕生日を迎えた1歳ちゃん5人の名前をお馬さんクッキーにアイシングで書きながら、そうだ、と「がんばったママに拍手!」と書き足しました。やっぱり1歳は特別です。何でもアリのインドで本当によく頑張ってるママたちに拍手だわ、まったくもう、じーん。作りながら書きながら、泣いてしまうアホです。こういうのを自作自演というのでしょう…。
えっちらおっちら運び、飾ってから気づきました。主役の1人の女の子の名前を書いたクッキーを置き忘れた…。あああ。またどこかで取り戻させてもらおう。
東日本大震災から3年のこの日、育まれる新しい命のいとおしさ、このうえもない大切さに改めて気づかせてくれました。いい機会を与えてもらえたこと、本当に感謝します。
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新刊「パリのチョコレート レシピ帖」はおかげさまで増刷が決定しました。春も「パリチョコ」、引き続き熱烈よろしくお願いいたします。
- 作者: 多田千香子
- 出版社/メーカー: 風鳴舎
- 発売日: 2013/12/24
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