いつまでも持ちません

　「いつまで持ちますか？」。粉遊びの会でラッピングをするころ、または手製おやつを渡す際、よく訊かれます。いつも答えます。「愛はスピード、早く食べて」。作りたてのおいしさを知ると、もうあとには戻れませんよー。「保存が効く」のを太古の昔から求め、いろいろな保存技術（漬ける・干す・・）が発達し、食の世界が豊かになったことはすばらしい。寝かせることでおいしくなるものもモチロンたくさんあります。レシピ本も「作り置きできる○○」というのがブームになりましたが…。そんなに作り置いてどうする。さっさと食べようよ。いや、作ってすぐ食べないなんて理性あるオトナな行為、パーティーサイズのポテチも一気食べしてしまう私にはちょっと無理です。おいしいものを前にしたら、どうしたってすぐにいただきたくなるもの。
　と、いうわけで昨夜、粉遊びの会で作ってもらったたケーキを当日中、あっというまにいただいてもらえたのは幸せでした。冷蔵庫の中でカピカピになってしまったら、やっぱりかなしい。イチゴ、生クリーム、日本から運んだ卵…どれもここでは貴重な食材ですから。
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パリのチョコレート レシピ帖

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パリの小さなキッチン