日本人価格、韓国人価格、インド人価格
買い物そのものがエンターテイメントであり、何でも手に入る日本と違い、インドで暮らしていると野菜をどこで買うか、というのは結構、永遠のテーマだったりします。友人の土屋さんが経営する有機野菜ショップ「トマト・プロジェクト」、インド人経営のオーガニック野菜宅配(午後2時までに注文したら当日中に届けてくれる)、通称ストロベリーファーム、アルジュン・マルグの八百屋、日系のケーキ屋さんirohaの向かいにある「ビャーパー・キンドラ」(発音は正しいかどうか不明)にあるMother Dairy横の八百屋(ヒンディー語しか通じないが新鮮で安い)、はたまたレストラン「京都」のあるセクター15のスーパー「Honey money top」(果物が豊富できれい)、えいやっとデリーまで遠征してINAマーケットのアフジャ八百屋…。いろいろ試していまは「あれこれチャンポン」という感じです。新鮮でも値札がない店もあります。もちろん計算してくれるのですが、どうやら「日本人価格と韓国人価格、インド人価格がある」らしい。その点、ビャーパー・キンドラにある店やアルジュン・マルグでは値段表示があるので、ちゃんとインドのお客と同じ額で買えている、はず。
税関での袖の下でも同じことが言えます。そんなことは気にするだけ消耗するわけで、買えるだけ(税関なら通過できれば)OK、日本人的にはしょせん大きな額ではない…そんな思いもわからないではありません。日々の暮らしがかかっているわけですから。でも、いや、それってちゃうんちゃう。「日本人は太っ腹」「ふっかけてよし」という感覚がお役人にも街角の八百屋さんやリキシャーたちにも当然のように流通しているとしたら…どうなんだろう。もう太っ腹上等、ぼられてナンボ、世界の大旦那としてふるまったほうがいいのか。ジャガイモひとつを買うにしても、自身の指針というか毅然というか、胆力さえ問われているような気がします。
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