インド走友会ドバイ合宿(6)ドバイ、インド、日本のフトコロ
ドバイ空港で血まなこになって探しました。インドへ戻る前のお約束、バーガーキングのダブルワッパーをパクリッ、としたかったのです…が、マクドしか見当たりません。ううん、マクドかあ…とキョロキョロしていたら、グリルサンドイッチの米系チェーン・チャーリーズを発見、やったー。ステーキサンドとチェダーチーズたっぷりのフレンチフライ、ソーダといういかにもなセットで33AED(1155円)。4歳の丁稚ケイと奪い合いでした。
午後7時、IndiGOデリー行きに乗りました。3席の窓側から2席が私とケイで、もう1席はイギリスからドバイ経由で里帰り中という初老のインド紳士でした。ケイが寝るわけもなくじっともせず通路に出たがり、男性の足をトンネルにしたり、乗り越えたり…。そのたびに謝るのですが終始、ニコニコで「キッズはそんなものさ」。日本なら…ああ、考えるだけで米つきバッタになりそうです。本当に、このインドの余裕といったら何だろう。
砂漠の幻惑都市ドバイはどこかむなしさを抱きつつ、豊富な資源をバックに世界一を突き進んでいくのでしょう。インドはどうだろう。そして日本は…。ケイのトンネルを見ながら、国のフトコロ、あるいは余裕について考えたのでした。