多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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バンガロール〜クルグ、コーヒー農園を訪ねる

 バンガロールのホテルを21日午前6時半、レンタルしたトヨタ車イノーバで出発しました。体格のいい運転手さんはちゃんとカーナビを操り、手書きの地図も持っていました。お、すばらしい。
 暑くもなく寒くもなく涼しい感じ、最高です。コーヒー産地であるクルグ(Coorg)まで西へ250km、5時間の旅です。5時間かーと思いますが、まもなく本帰国するYさんにとっては「卒業旅行」です。野菜ビジネスを始めたばかりのノブさん、ボリウッドダンサーのマリリン、そして私の同世代4人、大好きなメンバーで退屈するわけがありません。始まったばかりなのに明日夜には解散です。もう別れを思うとさみしい。
 2時間ほど走ったでしょうか、マイソールロード沿いにあった道の駅のような場所で休憩にしました。「A2B」というローカルのチェーンレストランです。レジでコーヒーを頼むと玄関あたりにある屋台で淹れてくれました。温められたミルクを高い位置から注いでくれるインド式です。「わー」「期待通り」と旅の友4人で盛り上がります。お味はまあ、ある意味、期待通りですが、ノリノリで楽しめました。一杯40ルピー(70円)。
 いくつもの街を抜けます。どんな山奥に行っても街があるというかわらわら人がいます。さすが13億人、人里の絶えることがない国だなあ。ホテルの看板が立ち並んでいて、高原リゾートが近づいている感じもするのですが、めざすファームステイ「Golden Mist」はありません。何度か電話して尋ね、Uターンして指示された道は看板も何もありません。「隠れ家リゾートだね」「隠れるにもホドがあるっ」。分かるわけないー。たどり着けたのがエライ。
 標高1200メートル、コーヒーの赤い実が迎えてくれました。枝にコロリン、ボール状にまとまって実をつけていて、ブレスレットみたいでかわいい。あんなふうに実るんだなあ。指で割ってみると中から青いタネが出てきて、これぞ見覚えのあるコーヒー豆です。私のは1つの実から2つ出てきましたが、マリリンのは1つだけ出てきました。「ピーベリー」と呼ばれる豆の種類がこれに当たります。
 コテージは3棟あるそうで、うち1棟を4人で借りました。ドイツ人オーナーは不在なのが残念ですが、一切を任されているらしいバスさんが案内してくれました。屋根裏部屋があり、薄っぺらいハシゴをのぼって上がれます。「ハイジの家みたいー」。「ペーターはチカコさんだなあ」「ハイジー」「木のスプーンでシチュウが食べたい」「あのスプーン大きかったなあ」「子ども用、なかったんだろうなあ」「白いパンもね」「ユキちゃーん」「ラッシー」「それを言うならヨーゼフ〜」。同世代トーク、やっぱり楽しすぎます。ペーターとしてはコーヒー畑を駆け巡りたい。
 Golden mist farm and resort→http://golden-mist.net/en/index.php