多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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アメ中の女

なかなか風邪が治りません。マスクをして、ハンドタオルを首にまいて仕事。かなり不気味ないでたちです。ゲホゲホ。机にアメやドロップを置いていたら、あっという間になくなります。引き出しの奥に潜ませているのが、パリの老舗の菓子店・ボワシエ(Boissier)のボンボン(飴)。
ヴィオレット(violette=スミレ)、コクリコ(coquelicot=ヒナゲシ)、マント(menthe=ミント)、もう一つは、謎の味です。何も書いてないのです。チェリーかフランボワーズか・・、ほのかに甘酸っぱい。缶がとにかく愛らしい。タキシードの紳士が、ドレスの淑女の手を取りお辞儀をしています。もったいなくて、なかなか缶を開けられずにいましたが、タチの悪い風邪に、封印が解かれました。ひとなめすればパリの味・・などと味わいもせず、爆発的に消費しています。今レントゲンを撮れば、ノドから胃まで、食道の中はアメが数珠つなぎに写るに違いありません。風邪は治っても、アメ中毒患者でしょう。