若木豆腐処の牛乳豆腐

　フランスの巨匠のショコラに詳しくて、隣県の駄菓子には、うとい。地方のお菓子こそ、一期一会だと思います。「日本三大美肌の湯」を名乗る佐賀・嬉野温泉へ行った帰り、武雄市の「若木豆腐処」へ。道を聞くため電話すると、いつもは１８時までだが、急用で１７時に閉める、とのこと。焦って山道を車で飛ばします。着いたのは１７時２０分。無情にも、扉にカギ。女２人呆然。頼もうー、旅の者でーす、開けてくだされー。店のおばあちゃんがニコニコしながら、冷蔵庫から豆乳プリンと牛乳豆腐「牛まるくん」を出してくれました。１パック４個入り各２００円。フルフル感たっぷり、意味もなく器ごとユッサユサしたりして。お店のおばあちゃんが「牛乳豆腐の方が、おいしいよぉ」と小声で言ってましたが、確かに牛乳豆腐はコックリ、トッピングの小豆もお似合い。私も好み。作り手の手から、直接受け取ってこそのおいしさだと思います。