ロシアより帰還しました

　タイトルのようなメールを友人に送ると「ソユーズか何かで戻ってきたみたいね」。ははは、ソユーズではなく、サンクトペテルブルグが拠点のプルコボ（PULKOVO）航空で帰ってきました。鉄道・飛行機好きとしては、ロシアの航空会社だから、ツポレフとかイリューシンとか、そういう「ご当地もの飛行機」を期待していた（？）のですがボーイング機。ホッとするやら残念やら。
　実はプルコボ航空とは、搭乗まで知らず。サンクトペテルブルグで英語で話しかけると、若い人でも「はぁ？」。そんな言葉は見たことも聞いたこともない、という反応をされることが多かったのです。そんな街の代理店でエイヤッと買ったチケット。印刷も悪く、空港に着くまでアエロフロートだと信じていたのでした。この航空会社、先月末にウクライナで墜落、１６０人が死亡した事故を起こした会社じゃなかったっけ。だ、大丈夫かいな・・。
　２０年前の岡山の両備バスのガイドさんのような（って言って分かるのは岡山県人だけですね。すみません）、水色の制服姿の乗務員が運んできた機内食は、幕の内駅弁のようなプラスチック箱。アツアツの牛肉の角煮にキドニービーンズと白米添え、パン２個にサラミ、カップケーキ。カップケーキがおいしかった。機内にハエが飛び、ロシア人はウォツカを飲みまくり、いちゃつくカップルの嬌声が響いていました。なんだか世の末を感じつつ、パリまでの３時間弱のフライトをエンジョイ（？）。やっぱり帰還しました、なのでした。