飲めや歌えやバイキング号
エストニアの首都タリンからヘルシンキに戻ろうと港に行き、間違えて3時間かかるフェリー「バイキングライン」のチケットを買ってしまいました。行きの高速船シリヤラインが1時間半で49ユーロ(便によってかなり値段が違います)なのに対し、21ユーロ(3200円)と半額以下。まぁいっか、と乗船しました。
行きのシリヤラインがガラガラだったのに、バイキング船内はムンムン人だらけ。異様な熱気にたじろぐ私。セピア色の照明、ベタな芸人のポスター。なんだか昭和エレジ〜な空気なのです。客室を予約すると余計におカネがかかるので、みんなそこいら中に座り込んでいます。スロットマシンに熱くなる若者、ダンスホールで社交ダンスに興じる老若・・いや老老男女。免税店もシリヤに比べ広くて、マリメッコやイイッタラもありました。お酒が安いタリンでビールやウオッカを買い込んだフィンランド人が、そこいら中で飲めや歌えや。200人ぐらい入れそうなカラオケ部屋も。みんな聞き入り、どう考えてもヘタなのに、終わったらヤンヤの拍手です。「スキヤキ(上を向いて歩こう)」でも歌おうかと思いました。あぁカラオケいきたい。ひとーりぼーっちのよるー。