多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

「ペンで、心を動かす」Pen&Co.株式会社:https://pen-and.co.jp

3人の看板ギャルソン

 赤いテントの店を出ても、ずっと心がポカポカしていました。気取らない居心地のいい店に出会えました。お料理も二重丸。バスチーユの少し先にあるビストロ「シェ・ラミュロ(Chez Ramulaud)」。前菜は西洋ネギ(ポワロー)のスープ、メーンは「本日のお勧め」イノシシの血入り赤ワイン煮込み(civet de sanglier)19ユーロ、デザートはマンゴーのクラフティに。イノシシはクセをある香りを立てて登場しましたが、口に運ぶとまろやかでした。クラフティーもやさしい味。3品で30ユーロ(4500円)ほど、相当にオトク感がありました。
 なんといってもサーヴィスを仕切る3人が小粋でした。少し年配のメガネのムッシュー、スキンヘッドのお兄さん、いい男系ソムリエ。ワインのラベルが欲しいというと、任せとけ、とウィンク。しっかり剥がしてもってきてくれました。「友人のモデルが日本にいるんだよ。コンバンハ」と話しかけてくれたり。国民総キャラ立ちしているフランスですが、3人の個性が素敵な空間を作っていました。ちょっと遠いけれど、また行こっと。
Chez Ramulaud 269,rue du Faubourg st-Antoine 11区 0143722329 土祝の昼、日休