日本の名随筆「菓」
食文化の研究者から、「日本の名随筆」(作品社)シリーズの「日本の名随筆 (54) 菓」をいただきました。お菓子にまつわるエッセー集です。内田百間は「文房具屋」でシュークリームを買い、「中の汁」を吸って食べています。つまり当時、シュークリームは駄菓子だったんですね。と贈り主が解説してくださいました。出身高校のOB(先生は旧制中学ですが)の筆により、明治時代の岡山にシュークリームがあったのを知りました。本は薄紙に包んで、おもたせの和菓子のような上品なラッピングをしてくださっていました。テーマにお似合いだったのに、うれしくて舞い上がり、写真を撮らずに外してしまったのが悔やまれます。ありがとうございます!