インドにあるもの、ないもの

　海外暮らしはパリに続いて2度目です。パリでは和食なんて食べている場合じゃなかったのですが、インドではさすがに難しそう。それを口実に、前々から欲しかった精米機も買ってしまいました。玄米のほうが長持ちするし、おいしいご飯を炊こうっと。脱気密封マシンに燻製ボックス、ホームベーカリーもこの際、買おうっと。海産物、豆、小麦粉などもネットであれこれ注文しています。差し入れは海外駐在の長いＭさんいわく、「コンニャク1枚でもうれしいのよ！」。自分がその立場になろうとは思いませんでしたが、けだし名言です。高級料亭のにゅうめん（差し入れ先に「ラーメンありがとう」と言われてショック）より、生協で売っている普段づかいの食材こそ、大事なんだなぁ。
　和食はともかくパリでも日本語には飢えました。もちろんネットでニュースなどは読めるわけですが…。電子書籍が出ようとも、やっぱり本は恋しいもの。そう思って差し入れに持ってきた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」はすでに、出張先のシンガポールで入手済みでした。なんだー。貴重な1冊、別の本にすればよかった。車での移動中、供給先より先に読み切ってしまいました。「『マネジメント』には、こうあるわ」と、主人公のセリフをマネするのがマイブームに。新聞は1日遅れで東京本社の最終版が読めます。速報性ではどうせネットにかなわないのだから、当日の衛星版＝早版が届くよりうれしかったりします。