リンゴが目印pomze

　オスマン大通りのレストラン「pomze（ポムズ）」へ。こちらのお店も土曜日、イエナの朝市で店を任されている日本人ご夫妻にバッタリ会い、予約することができました。１階はリンゴジュースなどの食材店とカフェ、２階はシックなレストランです。コースもありますが、シェフおまかせのデギュスタスィオン（いろいろ出てくるお楽しみコース）に。お突き出しのあたたかいグジェールと、生ハムでもうハッピーです。ランド産のフォアグラはイカスミとオゼイユ（スカンポ）のソースで。私が気に入ったのはサーモンの低温焼きです。ふっくらジューシーでした。さらにランド産の鴨、トウモロコシとリンゴのピュレ添えと続きます。ちょっとスパイスが効いていて私は大好き。ひとくちでいただきそうになりましたがぐっと我慢、しずしずとフォークを滑らせました。
まだまだ続きます。牛フィレの炭火焼、赤タマネギのローストにアリコ・エコセ（白豆）、ジロール茸にぱりぱりしたジャガイモのせ。揚げ焼きしたようなジャガイモがちょっとジャンキーで、東京で出会った同郷者のような…美しい料理の逃げ場になるというか、ホッとする味、いいアクセントでした。香水木（＝レモンバーベナ）のシャーベットがさっぱりとしていて、でもしっかり香草の主張があって好み。メーンのデザートはクレメダンジュ（フレッシュチーズのデザート）にイチジクのコンポート、メレンゲ添え。最後はトリュフにパットドフリュイ（フルーツゼリー）まで。パットドゥフリュイは軽い味わいでフレッシュな感じ、素敵でした。これで1人５０ユーロ以下です。ありえなーい。百貨店プランタンやマドレーヌ寺院界わいからも近いので、ツーリストにもありがたい存在です。
pomze http://www.pomze.com/