多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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北京の屋台で朝食を

 「ヤウティウ(油条、普通話ではヨウティヤオ。軽い揚げ棒パン)食べたいな〜」。香港暮らしで広東語を習得した北京の友・Y子さんは、アヤシイ広東語づかいの私のカタコト単語をなつかしがってくれました。「北京ではプートンファ(普通話)しか通じなくて」。とはいえ行く先々でしっかり言葉をマスターしようとする姿勢、見習わなくては。
 なんといってもたったの2泊、屋台のハシゴ・モーニングに付き合ってくださいました。まずは地下鉄の駅出口にパラソルをさしただけの屋台をのぞきます。手のひら大のお焼きがじゅうじゅう焼けていておいしそう。1ついただこう。見ているとソースを塗り、レタスと目玉焼き、刻んだソーセージをのせてエイヤッ、と半分に折って渡してくれました。2.5元(33円)。中華版ソーセージエッグマフィンといったところでしょうか。お代はプラスチックのバケツに入れ、お釣りも自分で勝手にとっていく信用商法なのでした。アツアツでおいしい!のですが、ソースが妙にB級感をかもしだしていました。ないほうがいいかも。
 お次はクレープ屋台を攻めました。まさにパリと同じように竹とんぼのような道具で生地を薄く大きく広げます。次に卵を1個落とし、さらにトンボで広げます。ハケでソースを塗るころにはパリから急転、一気にお好み焼きのノリに。パクチー入りの薬味をパラパラふり、金ヘラで大きな油揚げというか、巨大天かすをのせます。折りたたんで包んだら出来上がり。4元(52円)でした。「さっきのソースと同じですねぇ」とY子さんと言い合いました。そう、ソースが全部「持って行っちゃう」感じで、工程は複雑なのに味は単調一直線なのが物悲しいというか、ちょっと努力が報われない食品というか…。塗らなきゃいいのに、ソース。余計なお世話か。
 通りがかりに吉野家の朝定食の宣伝を見つけました。パオズ2個と豆乳で6元(80円)とありました。素敵。牛はご法度、まさかの吉野家インド進出時には、サモサ&チャイとか出すんだろうか。
 さらにお茶を買いに行き、お昼前にチェーン店「永和大王」で豆乳4.5元(60円)、大王油条4元(52円)をいただきました。豆乳には砂糖入りです。はー、ごっそり持って帰りたい。