多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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ケンタッキーで安心油条

 北京在住Y子さんちの1歳のマドモワゼルと丁稚ケイは、読みは同じ「ケイ」です。「海外でも呼ばれやすいように」が、理由のひとつなのも同じです。2人は最初は威嚇し合って?いたのが次第になじみ、一緒におもちゃで遊んだり、きょうだいみたい。タイミングとご縁があって、北京まで飛んでこられたこと、本当に感謝です。
 なにせ弾丸50時間滞在です。帰る日の朝もハシゴ・モーニングです。近所を徘徊、入り口に上がるブリキ製セイロの湯気に引き寄せられ、名もなき店へ抱っこ族2人+2児で突入しました。中式早餐をいただこう。食堂はよくあるカフェテリア式で、並んでいるおかずから好きなのを選んで自分で運ぶ仕組みです。緑豆汁、小米粥(アワのおかゆ)、豆乳に包子を頼みました。子連れということで席まで運んでくれました。全部で9元(120円)です。周りのテーブルを見渡すと、みんな包子+おかゆで、やっぱり定番なんだな。偏愛アイテムの棒揚げパン・油条は売り切れたということでした。ちょっと不完全燃焼です。
 もう1店ぐらい行けるでしょう、行っとこか、というわけでたどり着いたのがケンタッキーです。犬も歩けばケンタにあたる状態、日本よりずいぶん目につきます。もちろんエリアにもよるのでしょうが。
 午前10時前、すでにモーニングセットは終わっていました。でも油条はサイドメニューにしっかりあるではありませんか。商品名は「安心油条」です。「安心…」「確かに…」。Y子さんと言い合いました。先ほどの名もなき店は床にごみが舞い椅子はグラグラ、子連れにはどうよ…でしたから。砂糖がまぶされた甘いバージョンもありました。何だかおいしそう。両方頼んで分けっこしましょう。
 ファミレスのようなソファに陣取りました。少し待ったかいあって、油条はアツアツです。1本確か4〜5元(50〜60円)でした。街角の油条よりドーナッツみたいな食感で、ドーナッツほど重くありません。サイズも大きすぎない。少々高いですがまさに安心です。気に入りました。カーネルサンダースおじさんがほほ笑むカップで豆乳もゴクゴク飲みました。日本のケンタッキーでも売ればいいのに。