デパートで回るお菓子
福岡・久留米の姉宅に滞在しています。東京出張の折、私の偏愛する「近江屋洋菓子店」に立ち寄ったという姉に感想を聞きました。「(525円のドリンクバーは)コーヒー1杯じゃモト、とれんなぁ」。そ、それだけかいっ。あそこのよさ、バブルど真ん中の姉には分からぬと思っていましたがやっぱりなー。
高松で会ったH子さんと古きよき百貨店の話になったのを思い出しました。地方の百貨店に必ずあるもの、それは量り売りでぐるぐる回るキャンディーやチョコレートです。「東京の百貨店にもあるかなぁ」「いやー、あったとしてもスミッコかな」…。
とにかく昔からあって胸を躍らせたものです。はたして岩田屋久留米店でも発見。1階のよく目立つ場所にでーんとありました。
ふらふら、かごを手に。黄色いセロファンに包まれたバターボールやクッピーラムネ、サクマのいちごみるく…なつかしい。一番人気は「ヤングドーナツ」とありました。ローカルものとしては「下町のブラウンケーキ くろ棒」も。チョコレート以外は100g168円です。派手な包みがいかにも昭和30年代っぽいな。
ぐるぐるお菓子メリーゴーランド、「ザ・昭和遺産」として後世に伝えるべきだ、とH子さんと話しました。そういえば回転レストランも絶滅危惧種だな。