岩手・大槌からサンマ
1歳3カ月の丁稚ケイを預けて胃がん検診へ。バリウムを飲んでお腹パンパンです。戻ってきたらピンポーン、宅配便が。岩手県大槌町の「越田鮮魚店」からたくさんのサンマがやってきました。送り主はお店の名前だけでした。わあ、どなたが送ってくださったのだろう。
送り主は当の「越田鮮魚店」のお母さんでした。お店は震災で流され、仮設店舗で営業を再開したところでした。6月に訪ねた折、ワカメを少し買ったら、その何倍ものオマケをしてくださったのです。「遠くから申し訳ねぇねえ、たいしたものがなくて…」。申し訳ないのは私の方なのに。
お礼の電話をするとよく覚えてくださって、丁稚のことも「大きくなった?」と気にしてくれました。はぁ、心していただきます。
とはいえ大量にあるので食べ切れません。速攻で頭を取り、ひたひたのオリーブ油で低温で煮ます。オイルサーディンのように「オイルサンマ」に。
残りは近くのライター・アミさん宅に持って行き、グリルで焼いてもらいました。自分でやれっつーの。
一家団らんにまたしてもお邪魔、帰って来たお父さんに「あ、おかえりなさーい。先にやってます〜」と炊きたてご飯をほおばる図…って、あんた誰じゃ。こうなるともう確信犯だな。「合カギ渡しときましょうか?」とアミさん。アハハ。
新鮮なサンマは夢のようにおいしくて、やっぱり脂の乗りがいいな、感動しました。秋だなぁ。大槌に思いをはせつつ、幸せな一夜になりました。心から感謝です。
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越田鮮魚店→「http://guidex.jp/kosita/index.html」