地元の美容室で

　フライトごとにしかないリムジンバスに乗り遅れ、タクシーで行こうか…と一瞬、乗り場に行きかけました。「岡山駅まで約4500円」とあって首をブルブル。岡山市内の叔父を頼ると、快く迎えに来てくれました。両親とも「あちら側」に行ってしまった身、かけがえのないものに感じます。おかげで無事に広島に引っ越す直前の中学の同級生Mさんにも会えました。
　丁稚ケイを姉に預け、実家近くで母も通っていた美容院へ。私より1学年上の同窓生が美容師さんです。「お母さんも一緒ですか？」と訊かれ、昨年11月に亡くなったことを告げました。とても驚かれ、涙を流してくれたのでした。「亡くなった親友のことを思い出して…」と言っておられたけれど、心がうれしかった。故郷はいつだってあたたかいな。母に言わせたら「田舎がキライで出て行ったクセに」となるのですが。そう、離れてからすべて分かったことです。
　写真はMさんからいただいた「菓匠　宮雀」の「びっくりどら焼き」です。分厚い！
　コラムはコチラ→http://maple-people.jp/tada/report/0331.html