パリ、チョコの旅をふりかえる
チョコレート・レシピ本を書きおろすため、パリのチョコレート店を30店は回ろう!と意気込んでいたのですが、旅の前半はエンジンがなかなかかかりませんでした。いや、まずはインドではなかなか見かけない生野菜(ハエなし)を市場で鑑賞したい、それから肉肉肉ー、と、己の欲望に走ったためです。お菓子は主食足りてこそ、と痛感。飢え過ぎやー。名アシスタントであり旅の友であるリサさん、ミキちゃん母娘に叱咤され、半ばあたりからエンジンがかかりました。30店には遠く及ばず、買わず立ち寄っただけの店を含めて17店、買ったチョコは重量で行くと4キロほど、計390ユーロあまり(5万円)になりました。ううむ、まだまだ買えたな。甘かった。
写真はパリ最古の百貨店「ル・ボン・マルシェ」で買ったボダムのケトルです。ソルドで49ユーロ。フランスの電圧は220V、インドは220〜240Vで使えるはず…と踏んで購入しました。プラグの形も一緒だし、まず大丈夫だろうと思えどそこはインド、一抹の不安はあったのですが、ちゃんと動きました。やったー。やっとヤカンなし、鍋でお湯を沸かしお玉ですくってお茶を淹れていた生活から解放されました。ケトルなんてお湯が沸かせば何でもよさそうなものですが、やっぱり日常のこと、ちょっとでも「ウキッ」としたいので。
<回ったショコラティエ&パティスリー>
パトリック・ロジェ、ラ・メール・ド・ファミーユ、レ・マルキ・ド・ラデュレ、ピエール・エルメ、ジャンポール・エヴァン、アン・ディモンシュ・ア・パリ、ジャック・ジュナン、ル・ショコラ・アラン・デュカス・マニュファクチュール、シャトー・ドー通りのショコラチエ、ボワシエ、プラリュ、ラ・メゾン・デュ・ショコラ、ジャン・ミエ、ルモワンヌ、ピエール・マルコリーニ、ダロワイヨ、サダハル・アオキ