多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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バター死守作戦

 日本からアンパンマンやお菓子が届いて興奮して連日、夜更かししていたのが悪かったか、2歳2カ月の丁稚ケイが久しぶりに発熱しました。咳もひどく、プレスクールを1日、休ませて様子を見ていましたが25日、熱が41度を超えたために観念して?病院へ。連れて行った相方によると左手の甲から採血する際、シーツが真っ赤に染まる流血騒ぎで大変だったとか。デングなのか何なのか明日、分かるといいますが…。本人は病院で解熱剤を飲み復活、私の姉からの差し入れ・ウナギの蒲焼きにご飯を食べてホッ。
 ようやく寝静まった0:00過ぎに台所にいたら、バン!いつもの停電です。いつもと違うのは台所のブレーカーだけ落ちてしまったようで復帰しません。慌てて冷蔵庫から真っ先に取り出したのはバターたちです。およよー、我が生命線が〜。目の色を変えて業務用冷凍庫ともう1台の冷蔵庫へ移します。そうしているうちにレジデンスのガードマンとメンテナンスマンが到着、えらいぞ。あちこちコンセントをいじるうち、原因はよくわからないのですが自然に?直ってしまいました。いろいろと慌てるのですが結局、うまくいくって本当にインドっぽくて好きです。近ごろ停電も少なく、ケイも元気だったので油断していました。気をつけようっと。コドモの発熱とトラブルは忘れたころにやってくる〜。
 写真は我が命のバターさまたちです。日本に一時帰国したNさん夫妻に頼んで買って持って来てもらったよつ葉の発酵バター450g3本は2週間で使い切ってしまいました。はやー。チョコ本出版のためいま、試作しまくっているので、いまは何よりもバターを欠かすわけにはいかないのです。なんとしても死守せねば。
 ちなみにインド産バター(Amul、有塩)は500gで152ルピー(250円)です。でも無塩は見かけないなー。輸入物ではフランス産バター「エルエヴィール(elle et vire)」がメジャーです。でもほとんど有塩で、お菓子づくりに向く無塩は本当にまれにしか見かけません。見たら速攻で買いだ買いー。というわけで200gで275ルピー(440円)、プレジデントは200gで295ルピー(470円)でした。ちなみに日本製の「よつ葉発酵」は450gで880円でした。インド国産品(有塩ですが)の4倍か…。パリで買ったエシレバター(200g)は2.84ユーロ(380円)、三ツ星シェフ御用達、ボディエのバターは250gで4ユーロ(540円)でした。こう各国のバター値段を比較すると、インドで買えるフランスからの輸入バターは日本の「よつ葉」以上の価格というわけか…トホホ。日本でもバター不足に時々、悩まされましたがインドでも。