ラストデー、天国と地獄

千葉•市原の田んぼど真ん中にあるMai cafeの店主、ヨータさん＆タエコさん一家とJR成田駅で待ち合わせました。予約してくださった和食「茶々」へ。カウンター越しのご主人がいかにも誠実そうで、すぐいい店だろうなと思いました。第一印象って本当に外れないもので、並んだ料理も丁寧な味がして、ラストデーにふさわしい。ヨータさんたちはカカオ豆から板チョコを作るbean to bar を計画していて、その話を聞きたかったのです。インドも量はそう多くはないもののカカオ豆の産地のとのこと、私もできないかなあ、と妄想です。彼らの店で出している黒鳥の平飼い卵に、おいしいお醤油、手作りニンニクみそもいただきました。インドに戻ったらいただこう。関西、東京、そして千葉でも、新しいことにトライしている人たちばかりに会えて、本当に幸せでした。
イオンモール成田に寄って最後の買い出しをしてからホテルへ戻りました。最後の夜だから、とホテル内の中華料理に行ったのです。お客さんは2組しかおらず、一組はちょっとコワモテ、というか、なぜか心がざわっとしたのでした。そこでやめておけばよかったのですが、「子育てママ応援プログラム」と書かれたポスターも張ってあり、子連れフレンドリーな店の模様、まあ大丈夫だろうと踏んだのでした。ところが2歳8カ月の丁稚ケイが大ブレーキ、大暴れ大泣きになってしまい、いったん店を出てあやし、いったんは落ち着いたので店に舞い戻ったのでした。応援プログラムということか、アンパンマンのおもちゃを貸してくださり、機嫌がなおったのは10分ほど、また体をよじって泣き叫びました。すると入り口近くにいた男性客が店員を罵倒しはじめたのでした。どうして子が泣くのを出させないんだ‥。いたたまれず丁稚ケイを抱きかかえ、店を出がけに、とっさに男性に謝りました。すみません。「おまえらのせいで飯がまずくなった」「さっさと出ろ」‥。ああ不思議。本当に第一印象って、どうしてこんなに当たるんだろう。私も気をつけないと、だなあ。
トホホの夜は久しぶりでした。いつか麹町のビストロであった結婚パーティーで入店拒否された古傷がよみがえりました。いや、明日からインドなのだから、また新しいスタートなのだから、事故にあったと思って、書くだけ書いたら忘れよう。
写真は「茶々」のデザートです。素敵なボリューム、うれしくなりました。