何せ12億人ですから

　京都の長屋アトリエでのレッスンやカルチャーセンター講座に来てくださっていたＮ子さんが仕事で訪印、デリーの滞在先に会いに行きました。バサントクンジにある高級ホテル「the Grand」ですが、夜に一人で出かけるって、インドに来てはじめてです。新鮮〜。暗い車窓をぼんやり眺めていたら、高級ホテルから5分で私でもおおお、と思うパンチの効いたエリアが広がっていました。インドらしいというか、アジアというかなんというか。この光景を見たであろうＮ子さんに訊かれました。「あんなにたくさん人がいて、何しているんですか」「さ、さあ…。何せ12億人ですから」。何せ12億人を乱発してしまいますが本当に。
　インド走友会サタデーランでは走りながらＴさんと話しました。まだ来たばかりのＴさん、インドの可能性について上司に切々と説かれたと言います。「だけど具体的なデータとかないんですよねえ」「まあ12億人いますし」「で、言われたのが＜インド人は目の色がちがう＞」。ぷぷーっ、めらめらーと燃えるメヂカラの強さは4000年前から変わらないような気もするうえに・・・、それだけかいっ。12億人＆目の色、それだけで当面の艱難辛苦を耐えろ、というのもすごい話ですが、この程度の魔力で人を吸い寄せるのもまた、インドなんだろうな。絶賛シュリンク中の日出る国にいても・・・という思いのあまり、こういうスポ根マンガみたいなノリでいろんな会社がやって来ている・・・のかっ。

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☆初の翻訳本が発売されました（Kindle版もあります）。

パリの小さなキッチン

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パリのチョコレート レシピ帖

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