サミールさんの革ジャケット

　インド在住の邦人女性たちに知られた存在の行商人というか訪問販売というか、呼べば来てくれる出張販売の人たちがいます。エビおじさん（文字通りエビ売り）、刺しゅうおじさん（産地によって何人かいるらしい。日本へのお土産に）、風船おじさん（風船をふくらませてパーティーの飾りをしてくれる）…通称「○○おじさん」で通ってしまいます。
　カシミールからやってくるサミールさんはさしずめ「革お兄さん」か。オジサン、というには若く、元モデルというやさしげな物腰の青年です。はちきんマダムことＳさん宅で退院明けの週末、開かれた販売会で私は革のジャケットを注文しました。日本の女性誌や通販カタログで好きなかたちを選び、採寸、革のサンプルから好みの色を選んで仕立ててもらいます。同席したＡさんいわく「アニエス・ベーみたいねえ」。出来上がりは１週間後で、１万ルピー（２万円）でした。安いのか高いのかよく分かりませんが、インドにいなければ服のオーダーなんてしないからまあいっか。当然のごとくジャストサイズ、着られるのは日本の秋ぐらいでしょうか、楽しみにしておこう。

☆3月の粉遊びは全クラス、満席になりました。ありがとうございます！
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パリのチョコレート レシピ帖

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パリの小さなキッチン