週末ドーナッツ

　就活指導で縁のあったM君は、指導当初から文章の端々に片鱗をみせていたN君とはまた違ったタイプでした。部活動の野球ではずっと、高校時代までレギュラーに一度もなれず、大学もすべて落ち…と「高校まではいいことがなかった」。それでもくじけず野球を大学でも続けた（ただし体育会ではない）ことはまぁ、PRになるかなあ…と思いましたが、それほど目立ったウリではないかなあ（失礼）と、思ったものです。でも「彼はイケル」と確信したのは彼が就活中、ばったり西鉄久留米駅で会ったとき、「ケイ君、大丈夫ですか」と私の傍らにいてケガをしていたケイを真っ先に気遣ってくれたこと、別れたあとホームですぐに日経新聞を読む姿が真剣そのもので、ぐっときたこと、でした。志、って姿に出るんだなと思ったのを思い出します。
　そんなわけで彼の最大のウリは気立てのよさ、竹で割ったようなキャラでした。新卒の武器である「伸びしろ」を企業ってやはりよく見ていて、彼は結局、九州の名だたる会社から軒並み内定を勝ち取ったのでした。どこの人事も「一緒に働きたい」「うちの部にいたらいいな」と思い、マルをつけたんだろうな。先輩や同僚にうんとかわいがられ、ぐんぐん社会人として成長していくでしょう。頼もしくまぶしいです。
　週末はドーナッツを揚げました。ホームベーカリーで発酵させたパン生地を丁稚ケイにリング型にさせ、揚げて、きなこと砂糖をたっぷり。自賛しますが揚げたては最高、おいしくて泣けるー。グルガオンにはダンキンもクリスピーもありますが、もう行けません…。

☆粉遊びの会＠4月はおかげさまで満席となりました。ありがとうございます。
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パリのチョコレート レシピ帖

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パリの小さなキッチン