多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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JAL749便〜インディラ・ガンディー国際空港〜グルガオン

 「気温は摂氏44℃…」。機内アナウンスに静かなどよめきが広がったような…。成田発デリー行きJAL749便は定刻より1時間も早く、16:30に着きました。いつもなら9時間半のフライトが8時間半で済んだのはありがたい。でもドライバーが空港に着いていないかも。待っている間にサカナクンが煮えたってしまいそうです。急げー。ハラハラします。
 機内から搭乗ゲートへ出るとモワー、熱風に迎えられました。ちょろすけの丁稚ケイがあっちこっち脱走するのですがココはインド、どこでもじーっと注目されます。あらぬ方向へ消えようとしていると大人数人に囲まれ、引き止められています。もちろん油断は禁物ですが日本よりずっとずっと、目をかけてもらっている安心感があります。こういうところだけはホッとします。相方ユウサンはケイを追いかけているうちにどこかへ消えてしまいました。ち、腸が出るわっ。ターンテーブルから私たちの荷物12個、次々に流れてくるのを1人で捕まえずり下ろします。オールヌードのサカナクンが詰まった水色スーツケースも出てきました。クンクン、何もにおわないし、水漏れもしていません。あれー。拍子抜けしました。大丈夫かも。
 カート4台に12個+機内持ち込みの荷物2つの合計14個、推定400キロをのせました。空港スタッフの手を借りて押し、税関も無事に通り抜けました。外に出たらすぐにドライバー・サンジーブさんとスタッフに迎えられ、あっというまに車に。心からホーッ、です。
 空港からグルガオンの自宅まで渋滞していて1時間半ほどかかりました。着いたらそれーっ、スーツケースを開けました。おお、すごい。魚たち、ちゃんとかたい。奇跡だー。インドのミラクルだー。スーツケースに敷いたレジャーシートさえ濡れていませんでした。ドライアイス1キロでよくもったなあ。ラップで包むかジップロックのような袋に入れたいところですが、とりあえず冷凍庫へ放り込もう。ざざーっ。レジャーシートにくるまれたまま、収まりました。ああ、よかった。切り身だとグジョグジョかもしれませんが、カタマリって氷柱並みなんだなあ。「意外と大丈夫でしょ。漁師も大丈夫だって言ってる。港から直送なんだから」。相方ユウサンが悪びれもせず言いました。まぁいっか。ちょっと整理しないと冷凍庫・冷蔵庫の中がカオスすぎて開けるのが怖いのですが、まずは、よかったー。こうなったらよーし、人生もオサカナも出し惜しみなし、じゃんじゃん使うぞー。スモークサーモンに挑戦してみようかな。