多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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ダージリン、紅茶をめぐる旅(2)マカイバリ茶園でファームステイ

 バグドグラ空港から車で1時間半、マカイバリ茶園に到着です。ひとまずホッ。「ボランティア・イン・マカイバリ」と書かれた建物から歩いてすぐの農家がステイ先のようです。道路わきの庭先をかすめ、茶色のニワトリが歩く階段を降りると2部屋ありました。茶畑を見下ろす…というか、お茶畑ど真ん中です。ただし絶賛シーズンオフ中、ヒマラヤの峰々は雲と霧の中ですが、それでも緑の葉っぱに包まれて、ティーポットの中にいるみたいです。我々3人組は久しぶりの客のようでした。湿ったベッド、タオルもなしでした。しまった、何も持ってきませんでした。まぁいっか、1日ぐらいシャワー、浴びなくても。1泊2食付きで800Rs(1600円)。
 さっそく茶園を散歩…というほど生やさしくはなく、ほとんどトレッキングです。とはいえ狭い道路は乗り合い四駆がひっきりなし、もちろん歩道などなので危なっかしい。田舎が歩きやすい、というのは万国共通の幻想だな。
 午後8時ごろ、土砂降りになりました。わー、よかった、昼間じゃなくって。濡れながらステイ先の台所にお邪魔して、夕食をいただきます。お父さんと4歳の娘さん、おじいちゃん、おばあちゃんの4人家族のようで、台所に立ったのはガイドをしているお父さんでした。献立はキャベツのマサラ炒め、インゲンのカレー炒め(って同じか)ご飯にパパド(パリパリ激辛せんべい)です。油っこくなくて、やさしいスパイスづかい。いかにも家庭料理だな。
 部屋に戻ると着の身着のまま、ベッドにバタンキューでした。雨音が響いて目が覚めました。トイレに行こうと足を下ろしたらひんやりします。ひえ、洪水だ。雨がドアの下から流れ込んでいて、ベッドが陸の孤島になっていました。まぁいっか、朝にはひくだろう…って潮の満ち引きじゃないんだから。なすすべもなく布団をかぶったのでした。
 
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パリの晴れごはん (パリ レシピシリーズ)

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