ダージリン、紅茶をめぐる旅(3)マカイバリ茶園を見学
2日目の朝、なんとか雨は上がっていました。よかったー。ステイ先の台所でパンケーキと目玉焼きの朝食をいただきました。合いの手はチャイではなくストレートティー、というのがダージリンらしい。あっさりした緑茶のようでした。
午前9時、ガイドの案内で茶園見学です。息を切らせて坂道を登る途中には託児所もあり、子どもたちが窓から顔を出してくれました。工場では見学料200Rs(400円)を払って入ります。「マカイバリ・ティー・ファクトリー 1859」と創業年が刻まれたプレートが誇らしげです。完全無農薬を貫いて45年、現園主で4代目だそうです。
いまはセカンドフラッシュ(夏摘み)の季節で、尾根のあちらこちらで茶摘み風景が見られましたのですが、私たちが見学した日は草刈りしかしていないようでした。インドに住むにあたっての秘めた野望として「ダージリンで姉さんかぶり(して茶摘み娘)」というのがあったのですが…ククー、残念。
前日に摘んだ葉っぱは一晩で、水分の70%を飛ばすといいます。一面に広げられた葉っぱを手にとり、鼻を近づけます。まだ生々しさもありますが畑で見るより深い緑になっていて、立体的な香りも感じられます。「うわー、いい香り」「でも、もう緑茶じゃなくて、紅茶の香りだね」「お茶の味だねえ」。日本から来たハルコさん、4歳の丁稚ケイと言い合います。なんともぜいたくだな。
大きなマシンで揉み、発酵、乾燥させる過程まで2時間ほどで見て回ると「じゃあ」とガイドさんも消えてしまいました。2泊する予定でしたがシャワーが使えないこともあり、1泊でダージリンへ向かうことにしたのでした。道中3時間、がけ崩れがありませんように。
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