盟友すす払いトーク

古巣の盟友ガクさんと会いました。退社して10年になりますが、いまだに年に最低、1回は会わずにはいられない、バシバシ言葉を叩き出し、マシンガントークをしないと気が済まない。すす払いかっ。気のおけない友人です。
今回は2時間一本勝負です。いつものことですが話が古今東西に飛ぶ飛ぶー。「戦前のとある組織にいたらタダちゃんなんて出世しただろうねえー」「すぐ逮捕されただろうけど」などという軽口(最高のほめ言葉ありがとう)に始まり、逮捕されるとしたら何違反がいいか、とか、死生観からジェンダー、インドの原子力発電、古巣の動向‥どこに球が飛んでも難なくとらえ、間髪入れずかえってきます。会話のラリーが小気味いいな。ガクさんがすごいのは彼の知識量たるや私の100万倍なのに、まったく自然体でえらぶらず、何か一色にも染まっていない点です。香港・チムサーチョイのマクドナルドで、やっぱりお互いミルクティーとブラックコーヒーを片手に、夜更けまで話した10数年前を思い出しました。あのころと少しも変わらないな。こんな幸せがあるだろうか、いやない、と思わず反語ってしまうのでした。ガクさんのような友人がいる人生で、本当に欣幸です。よかったー。毎回、心から思うことを今回もまた、石神井公園駅のホームへの階段を駆け上がりながらかみしめたのでした。あーこれで年が越せる。