池袋〜神田〜成田エキスプレス

　東京では東急ステイ池袋に4泊しましたが、立地はともかくリーズナブルできれいだし、何よりドラム式洗濯機が部屋にあって大助かりでした。さて池袋から成田までどうやって行こう。スーツケースが1個、キャリーケースが1個、背中にはリュック、足元には4歳の丁稚ケイ…とフルコース、バスで行くのが順当でしょうがせっかくの東京です。池袋以外には行っていないのも惜しい。おまけに「ケイの空手着を買う」との宿題も残っていました。池袋近辺であちこち探したのですが、サイズがなかったのです。1カ月も日本にいたのだからもっと早く、ネットで注文するなりしておけばよかったのですが、やっぱり着てみないと子どもの服って分からないし…とグズグズしていたのです。
　荷物をホテルに預けて出かけ、買い物が済んだら池袋まで戻ってバスに乗ろうか…とも思ったのですが、いやー、それも面倒だな。力まかせでなんとかなるか。時間もあるし、土曜日だからスーツケースで地下鉄に乗っても大丈夫だろう。成田エキスプレスに乗る前、神田のスポーツショップ街で道着を探してみよう。神田でなかったらあきらめもつきます。
　ゴロゴロゴローと荷物を引き、地下鉄丸の内線に乗って淡路町で降りました。エレベーターが見当たらず、階段のみです。ううー。2往復して荷物を持ち運び、ミズノで道着も見つかりました。よかったー。さあ東京駅へ行こう。1人なら歩く距離ですが、無理せず地下鉄でいこか。ケイをスーツケースに座らせ、靖国通りをゴロゴロ戻っていると、「小川町駅　淡路町駅」と書かれたエレベーターを発見しました。ラッキー。行きもココに出てくればよかったんだ、と自らの東京弱者ぶりを嘆きつつ、地下に降りたのです。が、淡路町駅は近くて遠かった。地下通路によくある階段アップダウンです。えー。1カ所をクリアしたと思ったら、え、またー。何の罰ゲームかいな。地上を歩けばよかった。悔やみつつケイを先に行かせ「動かんで！」と叫びつつ立たせ、私は2往復して合計３０ｋｇを引きづりあげます。「あかんなあ、こんな道〜。手伝います」。2つ目の階段で、後ろから来たバリバリ大阪弁の男性がひょいとスーツケースを持ってくれたのです。おお神よー。「いや、エレベーターがあるから降りたらこの仕打ちで…」と私も語る語る、おかげで3つの階段をクリア、淡路町駅までたどり着けたのでした。ひー。やっぱり関西人、いいな。本当に助かり、救われました。大阪方面に向かって手をあわせよう。