すやすや寝ていたよ、そして泳いでいた - 多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

　ぱぱー、ぱぱー。相方ユウサンがプレスクールに迎えに行き、一緒に帰ってきた3歳3ヶ月の丁稚ケイは大ブレーキでした。そのまま仕事に行ったユウサンを追いかけて脱走しようとしたので玄関のカギをかけたところ、ひっくり返り、泣き叫び・・・。もう手におえんわー。得意の放置プレーをしているうちに機嫌が直り、絵本を読んでいる最中、どうしてそんなことを聞こうと思ったのか自分でも分かりませんが、ふと思いついて尋ねてみました。「オカーサンの、お腹のなかにいたの、ケイは覚えてる？」「覚えてるよ」「何してた？」「すやすやー、って、寝ていたよ」。ええー、うそー。ホンマかいな。「すやすや寝て、それから何してたの」「泳いでたの」。ええー、と再びびっくりしました。ここで「トーマスを観ていた」とか「あいぱ（ipadのこと）していた」とか言ったならば、作り話だなあと断定できるのですが、泳いでいた、かあ。胎内記憶がある、という説によれば羊水にぷかぷか浮いていたことを言っているのか、本当のところは分かりませんが、でもちょっとびっくりしました。　おなかにいた、という動物が生まれる過程を理解しているとも思えない3歳児が、不思議そうな顔もせず、「おなかにいた」ことを当然のこととして返事したことにも、ちょっと命の不思議さを思いました。確かに彼はおなかのなかにいたんだなあ。忘れないでおこう。

☆9月の粉遊びの会はすべて満席となりました。心から感謝いたします。10月もどうぞよろしくお願いいたします。

☆初の翻訳本が発売されました（Kindle版もあります）。