ぷっくり甘いサヤエンドウ
ヘルシンキ南港に近いマーケット広場。映画「かもめ食堂」で、小林聡美が大きなカゴにいっぱいの野菜を買っていたっけ。海鳥がホウホウ鳴くのを聞きながら、八百屋に魚屋、観光客向けの土産物屋をひやかして、と。あちこちに「おやつ屋台」があるのが特に、気に入りました。ピーラッカ(パイ)、パン、ムイックというワカサギのような小魚フライ。目移りしそう。1杯1.5ユーロ(230円)の紙カップコーヒーでホッ。
そういえば街角で買ったサヤエンドウを袋から取り出して、ポリポリ歩きながら食べている人を見かけます。ここでは当たり前なんだそう。ナマで食べておいしいのかしらん。こわごわ試してみました。市場で独サッカー選手・カーンに似たコワモテお兄さんから買った500グラム1.5ユーロ(230円)のサヤエンドウ。爪を立てて外皮を開くと、整列した緑のプックリお豆さん。そのまま口へ放ります。シャキッとして甘い。トウモロコシみたい。クセになりそうです。フィンランドの野菜は甘いって、知り合った女性が言ってました。白夜のおかげで急に育つからだと言っていたけれど。お日様の恵み、感じます。