Ａ子さんの華麗舞

　カレーに向くおコメ「華麗舞（かれいまい）」。なんだかヤンキーっぽい！ネーミングにまずはクスクス・・・あぁ失礼すみません。お送りくださったのは研究者女子Ａ子さんです。米の品種改良にかかわるようになって7年になるそうです。昨夏に新潟から、わざわざ大阪の朝日カルチャー講座に来て下さいました。感激。おコメの新品種開発の話などを、興味深く訊きました。お昼には20系統（品種になる前段階）の米の食味試験をしているそう。ご飯ばかり食べ続けていると胸焼けがするのだとか。へぇー、おコメも胸やけするんだ。
　彼女と会って直後のasahi.comコラム「論より、おやつ。」を読んで、彼女が送ってくださった感想にもぐっときました。「私もいろんなところで誓ったなぁ、と思い出しました。家の田んぼに、内蒙古の砂漠に、インドの研究所の畑で南十字星に、就職の面接に向かう飛行機の下に一面に広がる田んぼに、やりたいことがやれなくて苦しかったときに行った学会で泊まったホテルから見た横浜の夜景に…」。そう、何かを探して、よすがを求めて、誓う瞬間ってあるのです。こうしてみると「インドの南十字星」に誓ったＡ子さんが開発にかかわったおコメを、インドへ発つ友に贈るのも、また縁なのかもしれません。