近くの友も遠くの友も

　博多からソウルまで飛行機で1時間半、東京までは1時間45分です。でもやっぱり東京に行くほうが気軽だし、パリのほうがよほど遠かったりするのにインドのほうが遠く感じたり。国の壁だったり心の壁のほうが、物理的距離よりもずっとブロックされるのだなあと思います。逆に「遠い」と思っていた場所や存在が、たった一通のメールのおかげでグッと近くに思えることも。イラク・バグダッドから「餃子を作りました」と楽しいメールをくださったＫさん、南米エクアドルで有機農園を営むＡさん…。縁のなかった土地に思いをはせ、その地から届くニュースも念入りに読む自分に気づきます。いつか訪ねられたら、お会いできたらなと夢見ながら。
2010年にもたくさんの新しい出会いがあって、お互いのタイミングと思いが一致して会えた人がいたこと、本当に夢のように幸せでうれしいことでした。自称「人たらし」なので、まだまだ会いたい人がたくさんいるのです。会いたい気持ちがあえばいつか会えると信じています。写真はパリで出会った焼き菓子作家のＭさんです。彼女については朝日クッキングサークル「旅々おやつ手帖」で紹介する予定です。
　エクアドル在住・ayaさんのblog http://kurikindi.at.webry.info/