賃金どうなっとるのやー
トヨタやホンダでさえ、この国での賃金交渉には手を焼いているのですから、いわんや超零細・おやつ新報ホールディングス(うそ)をや。私なりにミクロながらインドの労働リスクを実感する日々です。もともとスーパー格差社会なところに経済の急成長が追い打ち、賃金秩序をカオスにしたような。わけがわからない。いったい賃金、どうなっとるのやー。
日本食材店にあった手づくりの無料新聞「月刊サンスターン新聞」がおもしろかったです。ヒンディー語のみで書かれた街角の求人チラシを訳してくださっていました。「仕事:薬のパッキング、資格:読み書きできない人から大卒まで、給与:月額9000Rs(1.5万円)〜12500Rs(2.1万円)、残業代、住居、食事つき」「勤務先:5つ星ホテル、パートタイマーで日給250Rs(420円)/300..700Rs(1100円)」。なるほどねえ。薬の仕事がおいしいぞ。
粉遊びの会の4月レッスンがスタートしました。作りながら「インド人あるある」で盛り上がったのですが、インド好きがこうじて家族で移住した和食店のおかみ・Mさんによると、やはり日本人相手だと相場以上になっている、ということでした。ホテルのドライバーで月給1.1万ルピー(1.8万円)とのことです。空き時間(昼間)によその家庭でバイトができるメードさんに月給9000Rs(1.5万円)というのは、やはり高い気がします。我々日本人にとっては1000円、2000円の違いでも、彼らにとっては1万、2万円、いやもっと違うでしょう。異文化にぶちあたり、もやもやしつつ、まっとうな雇用というものを考えてしまうのです。
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☆4月13日(日)14:00〜、おやつ新報カフェvol.1「キヤリコ:インド手仕事布の世界」を開きます。どうぞいらしてくださいませ。
詳しくはコチラ→2014-03-19 - おやつ新報お知らせ
CALICOウェブサイト→http://calicoindia.jp/
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新刊「パリのチョコレート レシピ帖」はおかげさまで増刷されました。春も「パリチョコ」、引き続き熱烈よろしくお願いいたします。
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