多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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カフェ「ル・リシェ」~製菓レッスン「ミシャラク・マスタークラス」~バスク料理「ラミ・ジャン」

午前5時50分、明るくなるころにNikonと道連れラン。レンズをエッフェル塔に向けた瞬間、バッテリー不装着なのに気づきガックリ。走って取りに戻りました。住んでいた15区界わいを回り、お気に入りのパティスリーとパン屋をめざすも、両店とも火曜日お休みと判明、ってよく行った店なのに忘れている自分にガクッ。
Nikonも重いしタラタラ10キロ、歩きがメーンになってしまいました。こういう日もあるか。
戻ってから最愛スーパーのモノプリ、biocoopをめぐりつつあさっての撮影用に‥とシャツを物色します。ちょうどソルド前だし、買ってもいいかな。でも白いワンピースを試着すれば「これから実験かオペですか」になるし、ならば、と色違いのオレンジにしたら「これから火事現場ですっ」とヘルメットをかぶり放水ホースを構えそうに。赤と白のボーダーシャツを着ると「うらぶれたダイナーの店員ですか」みたいになるし、ああ、何を着ても似合わず、しらじらしいのが悲しい。何も結局、買わずじまいになりそうです。
正午過ぎにポワソニエール近くのカフェ「ル・リシェ」へ。リードヴォーにひかれつつ、カプチーノ仕立てのシュプリームがかかったチキンにしました。18ユーロ。チキンがふんわりやわらかくて、ソースもやさしくて素敵。こういうのがカフェでいただけるって、ああパリに来たなあ。
午後2時、製菓教室「ミシャラク・マスタークラス」へ。プラザ・アテネのパティシエである氏が昨秋、オープンさせたアトリエです。きょうのテーマは「キャラメル」でした。この日の参加は9人です。それぞれが簡単な自己紹介をします。年金生活カップルに学生‥。「インドから来た」というとおおー、そりゃあまた、みたいな日本でされる反応と同じリアクションをされました。洋の東西を問わないのね。
ミシャラクにも負けないイケメンシェフが実演します。スタッフと同じエプロンがお土産の袋に入っていたから腰に巻きましたが、どうやら実演のみのようです。「ちっとも難しくないでしょう?」とシェフは何度も私たちに問い、年金ムッシューは「ウィ、シェフ。明日にも作るよ」と答えるのですが、ほんまかー、な複雑でちゃめっ気たっぷりのデザートでした。私はといえば隣のハンガリーから来た女子がフランス語がまったくわからず、通訳するので必死に。私ちゃうやろー。英仏どっちもボロいのにー。こういう役回り、なぜか多いな。最後のほうにミシャラク本人がサクッと登場、盛り上がりました。3時間で120ユーロ。
午後7時、滞在先に近いバスク料理「ラミ・ジャン」へ。私が住んでいたころからの大人気店で、来るのは久々です。隣のグラスをなぎ倒しそうになるほど狭い店、厨房に響く声‥ああいいな。前菜のシャルキュルトリの盛り合わせに涙ぐみそう。田舎風パテもしみじみしますが、カモ脂のカリカリ揚げがアブラ好きにはたまりません。3人でシェアして32ユーロ。
メーンはリードヴォーにしました。45ユーロ。外カリカリ、中フワッ、なのが来ると想像していたら全然ちがっていて、どこか白子みたいな舌ざわりと味わいにふるえました。デザートはいまが旬のルバーブとイチゴのヴァニラムースがけ、10ユーロ。どれもこれも好みで、幸せ。こういうのがやっぱりパリならではです。
☆7月19日(土)18:00-、東京・紀尾井町のCOOKCOOPでのイベントはおかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを受付中です。詳しくはコチラ→夏のフレンチ・簡単レシピ10~人気料理本『パリの小さなキッチン』より~ - COOK COOP | Doorkeeper
☆7月13日(日)11:30−、大阪・なんばパークス産経学園でイベントをします。パリ取材から帰りたて、パリのおいしいもの直送です!詳しくはコチラ→産経学園

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☆粉遊びの会@インド「シュークリームの会」は7月27日(日)から再開する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

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☆初の翻訳本が発売されました(Kindle版もあります)。

パリの小さなキッチン

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☆新刊「パリのチョコレート レシピ帖」はおかげさまで増刷されました。日本図書館協会選定図書にも選ばれました!引き続き熱烈よろしくお願いいたします。

パリのチョコレート レシピ帖

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