盲腸リターンズ〜日本で入院編６ - 多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

　退院が決まってホッとしたか台風6号の雨のせいか12日、眠れないまま夜が明けました。朝いちばんで１階にあるドトールへ行き、ショーケースを前に一応、迷ったのですが結局、ミルクレープとブレンドコーヒーに。５８０円。まだスターバックスが今ほどなかった１５年以上前から、つい頼んでしまう「腐れ縁ケーキ」というか…お約束というか、もう古女房のようでもあります。フォークを垂直に立て、お皿をめがけて下ろします。スーッ。20枚近くあるクレープ断層に抗われる手ごたえが心地いいのです。そしてはさまれた生クリーム断層が崩れることもなく、切れる感触につい、ニンマリするのでした。でも、むかしは一切れが60度ぐらいあったような…。ちょっと小ぶりの鋭角になったように思うのは気のせいか。たまーに解凍されてなくて、ちょっと凍っているミルクレープに当たることもありましたが、それも好きだったな。海外にいるせいかトシのせいか、チャレンジ精神ゼロなのでした。
　自動精算機で清算してから病室へ戻りました。看護師さんに名前とバーコードの入った腕輪をハサミで切ってもらいました。わーい、テープカットだあ。これで患者プレイも終わりです。「何か訊いておきたいことは？」と訊かれ、そうだ、手術跡をふさいでいるおへそ回りのテープがまだ残っていたのに気付きました。これ、どうしたらいいんだろう。「自然にとれるまでしておいてください〜」とのことでした。抜糸はなく、手術跡の糸は一カ月ぐらいで自然に溶けるのだとか。へえー。
　台風6号の雨をかいくぐり、タクシーで姉宅まで戻りました。どこも痛くもかゆくもないのに入院して、いたわられるのが不思議でならない6日間でした。日本にいたら絶対、手術するケースではないと思いますが、インドで手術が回避できて本当に本当に、心からホッとしています。笑うとまだ手術跡に響きますが、そのうち治るでしょう。さーて、また張り切っていきます。

5月23日（土）19:00〜、大阪・南森町のフラワーアレンジメント教室「Le Salon」でのコラボレーションイベントは、おかげさまで満席になりました。お会いできるのを楽しみにしております。

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