多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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デリー日本人会の夏祭り(上)準備編

 デリー日本人会の恒例行事・夏祭りにランニングサークル・インド走友会として夜店を出すことが決まったのは、先月初旬でした。副会長Sさんの提案でヨーヨー(水風船)釣りに。日本に戻るメンバーが家庭用プールやヨーヨーを手分けして運び、準備をすすめました。前夜にはS田さん宅で「ふくらませ祭り」です。用意した風船は900個、集まった勇者は10人ほどです。私は最初、釣り糸をひっかける「こより」づくりという地味すぎる作業をしました。こうべを垂れた4,5人が黙々と白い薄紙を撚りヨリより…。なんだか薬物中毒の社会復帰訓練のようです。
 飽きてきたので花形の風船づくりにシフトしました。専用の注射器に水を入れて風船に注入、ふくらませて口元を締めつつゴムひもをからめ、専用の道具でガシャン、と止める…という流れなのですが、てこずりました。意外に力仕事です。慣れるまで3,4個はプシューと水しぶきを上げてロケット風船と化し、無駄にしてしまい、リビングは水浸しに(S田さんゴメンナサイ)。「流れ作業にできないかな」「分担しよう」と、生産力アップをめざしてカイゼンするのが日本人らしい。
 「こうしたらええのに」。私の隣りで作業していたデリー随一のオケイコ男子リチャードが、しきりに独り言を言っていました。何だろう。「ゴムひも、ガチャンコして(口元を閉じて)からグルグル巻き付けるだけでも外れませんよ」。そうかなあ。確かに「ヒモあとづけ」にすれば断然、作業効率は上がります。「じゃあ分担してやりましょう」。私が膨らませ、リチャードがヒモを巻き付ける係になりました。「おお、タダサンたち、はやーい!」「神ががりだー」とほめられて調子に乗り、夢中でガッシャン、ガッシャンと風船を量産したのでした。お、親指がイター。
 午後11時過ぎまでかかってこしらえた風船は500個ほどでした。玄関に山積みにして明日に備えよう。ところがS田さんによると、うしみつ時に「玄関からプシュー、プシューと音が…。何個か臨終した模様」とのことでした。うわー、大丈夫かな。全部小さくなっていなければいいけれど。
 さらなる心配は「リチャード方式」でした。4歳の丁稚ケイが遊んでいたら「とれたー」。いとも簡単にゴムが取れてしまうことが分かったのです。くくり直しても5,6回、バンバンしただけでまた「取れたー」。すぐほどけます。あちゃー。ちゃんとマニュアル通りにすればいいものを易きに流れてしまい、ちゃんと検品もせず納品してしまった自分をのろいます。生産量は何個ぐらいだろう。

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