多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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デリー日本人会の夏祭り(下)本番編

 インド走友会として初めて夏祭りに出店しようと、副会長Sさんが選んだのはヨーヨー釣りでした。飲食と違って衛生上の心配はなく、準備もラク…なはずでしたが慣れないテキヤ稼業、四苦八苦です。やっとこさ前夜、水風船500個を作ったものの手抜きロットが発覚、どうしよう。
 会場はデリー日本人学校です。お昼過ぎには着いてさっそく、検品作業にとりかかりました。「20回バンバンしても大丈夫」ならOK、ということにしてゴムひもをくくり直します。クレーム心配性の私はさらに、マスキングテープで補強しようと持ってきていたのですが、アパレルY社長に「そんなん、ビンボくさい」と一蹴されて撃沈です。マ、マスキングテープ…おしゃれなはずなんだけどな…。
 朝からの雨も上がってカンカン照りの下、ひもを結わえます。走友会メンバーは日本企業インド法人のシャチョーさんぞろいなのですが、彼らが慣れない手つきでクルクルクル…。武士の傘張りかっ。それをインド人たちがヒマそう…いや物珍しそうに見ているのでした。欠陥ロットの言い出しっぺリチャードはおみこしの準備で忙しく、手伝えないことを(一応)詫びてから「でも、口車に乗ったほうが悪い」と私を見て言って去ったのでした。うわー、被害者(でもないけど)のはずが、いつのまにか私に非があることになっているー。これぞザ・インドだ…。
 無事にすべてをくくり直して午後5時半、開場しました。50ルピー(100円)を握りしめた子どもたちが一斉に来て、長い行列です。私は最初の1時間、受付に座って「こより釣り糸」を渡す役をしました。疲れが吹っ飛ぶ、とはこのことだな。日本でなら珍しくもないヨーヨー釣りに人だかりです。日本人ばかりでもなくインドや欧米のお客さまも多いのが意外でした。
 声が出なくなったころ、受付を替わりました。ゼイゼイ。ついたての裏に引っ込んで水を一気飲みしました。あとは高見の見物…と思いきや、釣り糸が足らなくなりそうとのことで急きょ、社会復帰訓練、じゃなかった、こより作りに。でも小学時代からの裏方好き、お客なんておもろないわー。「ハァー、踊り踊るな〜ら〜」。盆踊りの東京音頭を遠くに聞きながら撚りよりしまくります、ヨイヨイッ。水泳同好会のお手製タコ焼きや「レストラン愛味(まなみ)」のおいしいおでん(つみれから手作り)を差し入れにハフハフしつつ、ありがたさをかみしめます。もっともっと喜ばせるには、どうしたらいいだろう。実行委員をしていた学祭を思い出しました。ただし準備も本番も丁稚ケイを伴っての参加で結局、邪魔しただけのような感も。ありがちな子連れジレンマですが、おおらかに見守ってくれた仲間に心から感謝します。
 
 ☆粉遊びの会@10-11月では秋!マロンパイを作ります。21日現在で空きがあるのは全14クラスのうち、11月10,11日の2クラスのみとなっております。詳しくはコチラ→http://d.hatena.ne.jp/oshirase/20150915

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