多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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おやつ新報おせち部<下>

 31日の大みそか、2年ぶりにインドで年越しです。「おせち<部>」と称したのは、レッスンというよりもなじむ気がしたので。インドで年越し組は少数派…のはずですが、14人がいらしてくださいました。材料に限りはありますがインド在住者の意地、がんばるぞー。
 作ったのは黒豆(菊乃井・村田さんレシピを簡略アレンジ)、数の子(亡き母直伝)、ナッツ田作り(ずっと前から故・小林カツ代さんのレシピ)、煮しめ(母直伝、ゴボウがなくて無念。絹さやはINAまで行って入手)、紅白なます(京都の千鳥酢で)、ローストビーフ(豪州産だけど、やっぱりニクニク〜)、伊達巻き(卵も日本から)、鯖ずし(鳥取・境港の冷凍シメサバで)、ラムレーズン入り鶏レバーのテリーヌ(京都時代から好評)、エビのグリル(グルガオンの通称・エビおじさんから初めて買ってみた特大エビで。やっぱり日本から持ってきたほうがいいなあ、のクオリティ)、おまけに箸休め的ポテサラ、だしがら昆布のポン酢(備前の鷹取醤油のもの)和えに、レバーテリーヌに添えるハードロールも焼きました。えーん、ブリがないー。ブリの照り焼きがないのが私としてはものすごく画竜点睛なのですが、魚にこだわりがありそうでない境港FISH大使・相方ユウサンに調達を任せた私がアホでした。仕方ない。
 レシピの解説をカンタンにしてから14人でワイワイ、取り分けてもらいました。仕上げに年越しそばとして、出雲そばをゆで、イオンモール成田で買っておいたマイタケを天ぷらにして添えました。さあ、帰宅してからが部員のみなさんの仕事です。宿題として「盛り付け写真を送ってください!」とお願いしたら、もう食べてくださった方々から続々、送られてきました。「まさかインドでおせちが食べられるとは」「今年は主人と二人で、もったいなくも、美味しく有難く、二人で美味しい美味しいと、完食してしまいました」「さきほど我慢できずに少しつまみ食いしてしまいましたが、優しくて美味しい味付けに涙が出そうです」「インドでのお正月最高〜!!千香子さんあっての、大晦日ですよ!」…。うううう、泣けました。私のほうこそ、こんなにありがたがってもらえて、何て幸せなんだろう。インドで年越しもいいな、こうしてあたたかで、幸せな気分になれるのだから。いらしてくださったみなさまのおかげです。分かち合い、明日への力にする。そんな活動を来年もまた、できたらいいなと思います。心から感謝いたします。