走り初め＆別れの日

　インド走友会サタデーランへ。Ｓさん宅でのパーティーで前夜、さんざん飲んだ３人もちゃんと、午前６時半に現れたのでブラボーです。集合場所の日系ホテルを出て公園を１〜３周します。ホテルに戻る道はちょうど、太陽をめざして走るので、勝手に「青春ロード」と呼んでいますが、きょうの日の出には鳥肌が立ちました。Ｐ．Ｍ２．５に侵されたスモッグ空も何するものかは、真っ赤に燃えるようだったのです。矛盾を抱えつつ突き進むこの国そのものだな。日本では味わえない躍動感、底知れぬエネルギーです。今年も走るぞー。
　車で寝かせていた丁稚ケイをラン後、たたき起こしてホテルへ。彼のスクール仲間Ｔ君が今夜、インドを離れるので、最後にお礼を言いたかったのです。ならず者のケイ、手抜きの私と母子ともども、Ｔ君とＴ君の母Ｔ子さんにはお世話になり、甘えまくりでした。私よりうんと若いのに（だいたい、ケイつながりのご縁はそうですが）しっかりしていて「すぐやる課Ｔ子」と勝手に命名、賢母ぶりに助けられました。
　２人は最初、しおらしく「またあおうね」「ずっとともだちだよ」と言い合い、マンゴージュースで別れの盃？を交わしたあとはいつもと変わらず、きゃっきゃっとじゃれあっていました。何とも言えない気分になりました。ああ、インドのご縁は濃くて、時空を超えて続くと信じます。「We're connecting」を新年早々、かみしめるのでした。Ｔ君一家はマサラの国から唐辛子の国への異動です。質は変われど、やっぱりいろいろスパイシーに違いない、食も暮らしも。私も場所は変わらなくても、新しいことに挑戦しよう。出会いに心から感謝します。