多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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正面突破で跳ね返されても

 引っ越し先の部屋は前の住人が韓国の方だったせいか、照明に蛍光灯が多く、シンプルでなじみがあります。インドの家はシャンデリアとか、妙にゴージャスだったりしますので。とはいえ夜、リビングが暗く、たまりかねてアウトドア用のライトをamazon.inで買い、テーブルに置いて夕食にしています。キャンプ気分だったのは最初の3日だけ、やはり暗いよ…。台所も暗いので、何とかしたいのです。大家の許可を取り、レジデンスの修理受付に電話して「照明を増設してほしい」と言ったら、それはできないといわれました。電球の交換でやってきた修理工にも訊いたのですが、ノーの返事です。そうかー。じゃあ、どこでしてくれるのかな、どこかの電器屋か…とドライバーのサンジーブさんに相談したら、ホイきた、とどこかへ電話して言いました。「マム、30分後、工事の人、来るから」。えーほんとー。はたして30分後の午後5時、ピンポーンの音とともに入ってきたのは先日、時間通りにやってきて拍手したレジデンスの修理工でした。「あ、何だ、あなたかー」。私服だったのでどうやら、休みだったようです。パッとみて「じゃ、これからガレリア(マーケット)でライトを買ってくる」。電球と工事代として2000Rs(3500円)を渡すと、40分後には長い蛍光灯3本を抱えて帰ってきました。私と5歳の丁稚ケイはタコ焼きを食べながら見物したり、手伝ったりしているうちに午後7時半、工事終了です。「わー、明るいー」「うれしいー」。ちょっとチップをはずんで渡しましたが、値千金でした。よかったよかった。私が正攻法で言っても相手にされず、サンジーブさんの電話一本で、ここ2週間の案件がたちどころに解決したなんて、ちょっと複雑な気分ですが。