ポールさんちのシャルロット・オ・ショコラ

　友に「眠ってもいいけど、イビキだけはかかないで」と念押しされ、連れて来られたバスチーユのオペラ座。イビキはかかない自信あり、ただし船を漕がない自信なし。予想に反して、復讐劇「エレクトラ」は、プリマドンナの情念を込めた歌いっぷりに鳥肌が立ちました。興奮冷めやらず、近くのビストロ「シェ・ポール（Chez Paul）」へ。エスカルゴ７ユーロ（９６０円）にリブロースのステーキ１７ユーロ（２３００円）など頼みました。ショートカットのマダムがにこやかで、とっても感じがよいのです。シメは本日のデザートのチョコレート菓子６ユーロ（８３０円）。チョコレートムースのビスケット包みです。チョコの上にある砕いたクッキーがサクサク、なんだかどこかで食べた味。そうだ、棒アイスのチョコクランチ味。なつかしく、一気に平らげて友を呆れさせました。気取らないけれど雑でないサービスと味と雰囲気、気に入りました。またこよっと。
Chez Paul 12:15-14:30, 19:15-24:00 13, rue de Charonne １１区　無休