多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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嘉義名物・噴水鶏肉飯

 北回帰線の通る街・嘉義はすでに南国でした。ホッ。正午ごろに台北松山空港に着き、嘉義駅前の「皇爵大飯店」にチェックインしたのは午後2時半でした。入国、タクシー、駅窓口…どこでも優先され、台湾の人々の「魔法の手」にも助けられたおかげです。ありがたい。広い部屋で福岡からの姉&双子の甥っ子を待ちした。携帯は嘉義に着いてからローミングされず、ローカルの接続業者にもつながらず「圏外」に。まぁ大丈夫だろう。
 1時間半後にやってきた姉たちと夕ご飯へ。ホテルのフロントでおすすめ店を訊きました。お姉さんたちが異口同音に、どのガイド本にも載っている名物店「噴水鶏肉飯(ペンスイジーローファン)」を言いました。まだ時間が早いので、デザート系はどこかないかな。尋ねたら2,3人で顔を見合わせて「モスバーガーは?」。ズルッ。
 バイクの疾走する道を「噴水鶏肉飯」まで歩きました。段差が多くてバギーどころじゃないな。持ってこなくてよかった。扉もないオープンエアーな店構えが南国らしく、ローカル色100%です。素敵。壁のメニューを眺めます。漢字を眺めていると「おやつ野性」のカンで、何となくおいしそうなものって分かるのです。どれにしようかな。迷っていたら問答無用、どんぶり3つが運ばれてきました。あれ?頼んでいないのに。まぁいっか。名物の「噴水鶏肉細切飯」でした。「七鶏」、すなわち七面鶏です。プルプルした鶏の細切りが盛られ、甘過ぎないタレがかかっていました。おいしい。甥っ子で双子の6歳児・ユウ&リョウもガツガツ食べてしまいました。足らないな。青菜炒め、ピータンが豆腐わきでまるごと1個、ゴロンと寄り添うピータン豆腐、ごはん抜きの鶏肉の皿盛りを追加で頼みました。これで自主的「特盛り」にするのでした。うっしっし。姉いわく「あんたどこでもピータン頼んどるなー」。確かに。
 大人2人、6歳児2人で285NTドル(800円)でした。周りを見るときゃしゃなご婦人でも鶏肉飯、スープに菜っ葉と3皿を食べておられました。気持ちいい食べっぷりをみるとどこでもうれしくなります。
 「噴水鶏肉飯」は高鐡の駅に行く途中にもありました。とても同じ系列とは思えない郊外型ファミレスと化した大規模店でした。ビックリ。
 噴水鶏肉飯 嘉義市中山路325号 ほか市内に数店