多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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ラクナウのナツコさん

 デザインユニット「CALICO」のアトリエまで駆けつけてくれたのがラクナウのナツコさんでした。インドの空港で出会ったインド男性と交際ののち、結婚したといいます。いまをときめくファッション誌の編集者が、デリーまで車で10時間の街、ラクナウの実業家の妻に。「CALICO」の2人、同行のSさんと3人で「ええー!」を連発しました。すごい人生の替わりようだー。と、腰を抜かしているのは私たちだけで、ご本人はいたってひょうひょうとしているのですが。
 月に何度かデリーには来ているそうで、タイミングがあって会えることになりました。ラクナウは日本食はまったくないので恋しくもならず、「人に飢えますねえ」。イスラムが多い街だけあって、女性が出歩く感じでもないのだとか。女性に出会ったとしても共通の話題が少なく「食べ物の話とボリウッド俳優の話をしたら終わり」。ふふうー。私が出歩けない、というのとはレベルが違う…。ラクナウの名物はシシカバブなどの「アワジ料理」なのだとか。えっ淡路?ムガル帝国時代から伝わるニクニクしいものだそう。飛行機なら40分とのことで、せっかくナツコさんに出会えたのだし、また訪ねなくちゃ。
 日の出から日没まで水分もとれないラマダンを乗り切ったら、また会いましょう。ナツコさんと別れ際、抱き合って黙らせサブレを渡しました。「インドに来てまでこんな美味しいお菓子……と書いてみて、いや、これはインドどころか東京でもパリでも味わったことのない、豊かで心のこもった特別なお菓子だなぁ……と感慨に浸っております。この素晴らしい出会いに感謝しつつ、これからも千香子さんとインドで時々こうして楽しい時間を過ごせるんだな〜と思うと、ワクワクします」。インドで時間を共有できること、こちらこそワクワク、感謝します!写真はコラバハウスでいただいた西ベンガル風ランチです。