卵の値段

　「タダサーン、いまバンコクのフジスーパーにいますが、卵１パック３５０円もしますよ。いりますか？」。インド走友会の仲間Ｍさんからメッセージがありました。出張でバンコクに行くので何か買ってきますよ、との親切な言葉に甘えまくり、「じゃあ卵を買えるだけ」（ずうずうしい）を頼んだのです。先の質問への返事はもちろん「いります」です。インドで買える卵はいろいろありますが、「ＫＥＧＧ’Ｓ」というブランド（near Organicと書いてある…nearってなんじゃ）の卵で１パック６個入り、９５ルピー（１９０円）です。しかも小さくて、１個４５ｇぐらいしかありません（日本のМ寸だと５５ｇ）。おまけに謎の銀紙がおばあちゃんのお灸のように一個ずつ貼ってあって、ちょっと落ち着きません。しかもバンバン試作するので間に合わず、ピンクの箱入りブラウン・エッグを買うことが多いのですが、これだと１０個で１００Ｒｓ（２００円）です。しかも鶏のフンまみれだったり、双子ばかり１０個入りだったり、もう３５ｇぐらいしかない卵ばかりだったり…と安定しません（最近はマシですが）。この、安定しなさ、がインドらしいというか、信用ならないんだよねえ。
　というわけで、信用のおける卵が１０個３５０円なら安いのです。本当に日本の卵は物価の優等生とはよく言いますが、品質からして世界一だわ。そんなわけで一時帰国のたび、１０パックとか平気で運ぶのでした。
　
☆3月の粉遊びは全クラス、満席になりました。ありがとうございます！
-
☆5月6日（祝）、岡山・Pieni..ecole＋cafeで次作の出版イベントを開きます。ぜひいらしてくださいませ。詳しくはコチラ→2015-03-06 - おやつ新報お知らせ
☆5月23日（土）は大阪・なんばパークス産経学園で出版イベントです。詳しくはコチラ→産経学園
☆拙著「パリのチョコレート レシピ帖」はおかげさまで増刷されました。日本図書館協会選定図書にも選ばれました！熱烈よろしくお願いいたします。

パリのチョコレート レシピ帖

］

• -

☆初の翻訳本が発売されました（Kindle版もあります）。

パリの小さなキッチン