7時間ストップオーバー（下） - 多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

　西湾河からトラムでガタゴト、たっぷり揺られて中環に着くまで1時間近くかかりました。エアポートエキスプレスが出る香港駅に行く前、IFC（国際金融中心）にあるアップルストア香港をのぞきましたが大混雑です。そうだった、アップル・ウォッチが出たばかりでした。正午には空港に戻らないといけないのでiphone6を買うのは速攻であきらめ、香港駅へ。IFCにある大好きなスーパー・City'superにも行けなかったなあ。チーズやハムを買って帰りたかったのですが、子連れでは仕方ない。
　出国審査を終えたら、せめてはラウンジめぐりをしようっと。私のJALマイルのステータスで使えるキャセイのラウンジは5つ、ワンワールドのラウンジも1つあるというのが空港の広さを物語ります。まずは出国審査場を抜けてすぐの「the Wing」で、さらに名物の「the noodle bar」へ突入です。その名の通りヌードルバーで、5種類の麺から選んだものを作ってもらえます。私は担々麺、ケイは日式牛肉鳥冬（うどん）、それと叉焼包（チャーシューパオ）に。ミニサイズの担々麺はピーナッツだれで、うーんおいしい。おうどんも「外で牛」というのがインド帰りの身には新鮮で、2人ともわき目もふらず、あっというまに平らげてしまいました。まだまだハシゴができそうです。もうひとつぐらい行けるかな…と、お次は43番搭乗口に近い「the Bridge」へ。ココには「the Bakery」があって、パンが充実していると聞いていました。サンドイッチやピザもおいしそうでしたが、一番ときめいたのがエッグタルトです。コイン大の小ささで、あっさりしたクリームがサクサクのパイに詰まっています。ひとーつ、ふたーつ…いくらでも食べられそう。実際、隣の席の欧米人は何度もカウンターに行ったり来たり、「わんこエッグタルト」していました。ふふ、はまったね。
　まだ食べ足らず、搭乗口近くのスターバックスでも買い食いです。サマーベリー・パンナコッタというフラペチーノ（44香港ドル）と、ごつごつとしたパンというかドーナッツ「シナモン・プルアパート」（21香港ドル）です。どちらも思い切り好みでツボで、あー気が済みました。プルアパートって大好きなので、インドで作ってみよう。
　ＣＸ510便で台北経由、福岡へ。スーツケースが出るのを待っていると「麻薬探知犬の訓練にご協力を」と頼まれました。おお、善良な市民との判断をされたかー、と、なぜかうれしい。私のリュックにつけた目標物めがけてワンワン2匹にまとわりつかれ、じゃれ合いつつ税関を抜けました。ああ、日本だー。