多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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ダージリン、紅茶をめぐる旅(8)ダージリン・ヒマラヤ鉄道に乗る

 ダージリン2日目の昼、茶園を出て旅の友ハルコさんと合流、チョウラスター広場近くのチベット食堂「KUNGA」へ。メニュー表をみるとビーフ、ポーク、チキン…と何でもござれ、です。ベジ主流のインドにして、インドじゃないみたい。つい興奮してチベット餃子・モモのビーフ、しかもやめときゃいいのに揚げたやつにしました。10個で140ルピー(280円)。ほぼ1人で食べてしまいました、うっぷ。
 午前便は運休でフラれてしまった世界遺産ダージリン・ヒマラヤ鉄道グム駅へみたび、向かいました。3度目の正直、頼むよー。 激しく雨が降り出しました。うーん、また土砂崩れが起きそうな…。丁稚ケイは黄色いヤッケをかぶり、機関車に向かって熱い視線を注いでいます。動けー、うごけー、と念じているようです。「こんなに乗車を熱望している親子もいないねえ」。ハルコさんに言われました。いや、私は、そんなにノリテツでもないんですが。
 チケット窓口も閉まったままです。大丈夫かいな…と、駅員室にドヤドヤ入り込み、駅員に言うと何のことはない、手書きのチケットが買えました。グム〜カーション駅で大人180ルピー(360円)。午後4時半の通常便は、なんとか運行されるようです。
 ガタゴト、4時半に動き出しました。「やった、乗れたよ」「でも、ぼく、トーマスきかんしゃがよかった…」。ケイは喜ぶべきか残念がるべきか、よく分からないようでした。どっちだって乗ったら同じやー、と論破(したのか)しつつ揺られます。30分ほどで案の定、爆睡しはじめました。あちゃー、せっかく乗せたのに…と思いましたが、雨に降られて霧にかすむ緑しか見えないので仕方ないか。とはいえわざわざやってきて、やっと乗車できたのです。楽しみにしていたクラシックコンサートで眠るみたいなもの、でしょうか。最高のぜいたくでしょう。
 線路に土砂が流れ込み、駅でも何でもない場所で停車してしまいました。見ると3人がかりで砂をよけています。ケイも寝たし、もういっか、と1号車から飛び降りました。

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