多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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王様のお菓子

 語学学校アリアンス・フランセーズ・パリの2月期コースも始まりました。昼間に製菓の学校に通うため、午後8時から授業です。1月期の担任に勧められ、2つ上のレベルのクラスに「飛び級」したら、やっぱり難しい。はぁ。が、がんばらねば。
 今日は授業後にお楽しみ。担任の女性教師が「ガレット・デ・ロワ(王様のお菓子)」を持ってきてくれました。フランスの新年につきものです。キリスト生誕を祝うため、東方から3人の王様(博士)がやってきたとされる1月6日(公現節)に食べる習慣です。アーモンドクリーム入りのパイですが、中にフェーブ(ソラマメの意)と呼ばれる小さな陶器の置物が潜んでいて、当たった人には1日、王様に。そして1年、幸せが訪れるということです。日本で言えば、七草粥かしらん。
 慣わしに従い、クラスで一番若いドイツ女性が、ケーキに背を向けて1人ずつ名前を呼びました。彼女に呼ばれた順にケーキの一片が皆の手元に。なかなか帰らないのに業を煮やした守衛さんにもどうぞどうぞ、とお勧めします。さーて、誰に当たってるかな。サクサク、ちゃんとこんがり焼けていて、おいしい。王様になったのはスペイン人。王冠をかぶって記念撮影です。私は「ハズレ」。でもシードルも一気飲みして幸せ気分です。