パリ・リヨン駅で
「バカンス駅」の異名をとるパリ・リヨン駅。2階にあるレストラン「ル・トラン・ブルー(Le train bleu=ブルートレイン)」は100年前からの内装が見事で、美術館で食事しているみたい。開館は1900年。高い高い天井に描かれたニース、アルプス、リヨン、モナコ・・の美しくゴージャスな風景。ため息が出ます。「そうだ、京都、行こう」的な観光ポスター的役割だったのでしょう。
内装を見に行ったようなもので、味については正直、あまり期待していなかった。日本語メニューまでありましたし。でもなかなかどうして。給仕の人もユーモアたっぷり、話し好き。すばらしい。メーンの鴨の足、カブのタルトタタン仕立てが添えられて27ユーロ(4000円)。カブが甘くておいしい。