多田千香子 | Pen&Co.(ペンアンド)株式会社・代表取締役CEOのブログ

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敵は本能児にあり

 2歳1カ月の丁稚ケイと相方ユウさんは私のパリ滞在中の10日間、父子家庭ライフでした。あちこちに協力をお願いできたのは、「助け合わないと生きていけない」というインドの状況に甘えたからこそ。東京にいたら無理でした。はちきんマダムSさんが週末、グラム1000円超え(推定)はしそうなとろける薄切り牛でハッシュドビーフと牛丼をふるまってくださったり、プレスクール仲間のMさんが連日、園での様子を報告してくれたり、行事(イエロー・マンゴー・デーや歯科健診)のフォローをしてくださったり…。いくら感謝してもしたりません。ご恩は100倍返しにしよう。
 帰ったら家じゅう、荒れ放題か…と思いきや、しっかり者で明るいコルカタ出身のメードさんに助けられ、部屋も台所も思いのほかキレイでホッ。ホッとして冷蔵庫を開けると、あれっ、冷凍庫のドアが閉まっていません。慌てて中をチェックすると、ちょっと溶けかかっていました。うわあ、生命線なのに!原因は製氷メーカーを使わなさすぎたため膨張して、扉が閉まりづらくなっていたのでした。おおコワ。
 台所の水浸しがインド的に(遅れるが不思議とコトが進む)治まったころ、さらに恐怖が。電子レンジを開けて雄たけびをあげました。いつチンしたのか分からぬ白ご飯とおかず2品が目に飛び込んできたからです。うわぁー。鼻、もげるわー。叫びつつ時速150キロでゴミ箱に直行させたのでした。もったいない。